相続協議中に相続人が亡くなったら?

相続人が集まり、遺産相続協議をするのは当然のことになりますが、万が一相続協議中に相続人である方の誰かが亡くなってしまった場合には、その後相続協議はどうなっていくのかというと、亡くなってしまった相続人の相続人の立場となる人が承継することになります。

これを再転相続といいますが、例えば、被相続人がなくなり、この息子にあたる相続人が相続協議中に亡くなった場合には、被相続人から見た孫にあたる立場の人間、もしくは相続協議中に亡くなったご本人の配偶者が相続協議を承継し、被相続人の相続についての承認や放棄の確定を行っていくことになります。

このようなケースは非常に稀となっていますが、被相続人がご高齢者であり、相続人の立場となる方もある程度高齢である場合などには、様々なご心労や病気などによって相続協議中に亡くなってしまうこともありますので、その場合には上記のように再転相続をして協議を行っていかなくてはなりません。

相続協議中に相続人の立場である人が亡くなってしまったからといって、その方の相続分を無視した相続協議を続けていくなどということはできないので留意しておきましょう。 また、再転相続をする際に相続放棄を強要したり、必要以上にマイナスの相続まで背負わせようなどと言うのは不可能なことになります。 あくまでも、再転相続をする際の相続人は全相続人と同じ立場になり、他の相続人と同じように相続協議に参加することが可能になっています。

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遺産相続の裁判に関して

遺産相続は一般的に他人を巻き込んで行うものではなく親族内で行うものなので、親族の中で十分な話し合いができればトラブルに発展することはありません。しかし、多くのメディアでは、遺産相続問題について親族内でトラブルになってしまい、裁判沙汰と言う話も多く放送しています。

実際のところ本当に遺産相続について裁判そのものがそんなにたくさんあるのかと疑問に感じている人もいるかもしれませんが、これに関しては、正直なところ非常にたくさんの調停裁判が行われているといえるでしょう。
本来であれば被相続人が残してくれた財産について親族が平等に受け取ることができれば良いですが、それぞれの役割でしまったりと主張があるため、どうしてもトラブルに発展しやすくなります。

トラブルに発展しても何とか自分たちで話をまとめることができれば良いですが、そうではなく大きなトラブルに発展してしまい、どうしても自分たちで解決することができそうになければ、調停裁判ではっきりした結論を出すしかありません。
多くの裁判が行われ、最終的に裁判所の下した判断に基づいて、遺産相続が行われることになりますが、こうなる前にできるだけ自分たちの力で円満な解決をするように努力しましょう。

特に遺言書が残っていなかった場合には一人一人の主張が強くなってしまいますが、トラブルに発展しそうな気配があれば、前もって税理士や弁護士などに相談し、全ての協議、そして手続きについて円満な解決ができるように携わってもらうことも大切になります。